DX総合EXPOでAI事業導入の最前線を体験!
1. 新技術が集う展示会
こんにちは!新人社員、MとFです。
先日、幕張メッセで開催された「DX総合EXPO」に参加してきました。このイベントは、最新のDX(デジタルトランスフォーメーション技術)が一堂に会する日本最大級の展示会です。
私たち新人にとって、「AIの事業導入」という言葉はまだまだ抽象的で、具体的にどのように企業に活用されているのかイメージが湧きづらいものでした。
そこで今回、実際に現地へ足を運び、最先端のAI技術やソリューションに触れることで、これからのビジネスに必要な知識と視点を養うことを目的に参加してきました。
今回は、新米二人の体験レポートをお届けしたいと思います!
2. 企業ブースを巡る

会場に入ると、まず目に飛び込んできたのは、色とりどりの企業ブースと活気ある雰囲気。「どこから見ようか?」と相談しながら、足を踏みだした瞬間!
―――次から次へと降りやまない商品勧誘の声。
企業の圧倒的な熱気に飲み込まれてしまいました。
自社の製品に対する本気度合い、これがビジネスという人と人を製品やサービスをもってつなぐあり方なのでしょう。
ブースを巡る中で共通していたのは、「AIは人間の仕事を奪うのではなく、人間の能力を拡張するもの」という考え方です。
多くの企業が、AIと人間がそれぞれの強みを活かして協働する未来を描いていたように思います。
3-1. 特別講演(M)

多くの企業ブースを巡ったあとは、特別講演にも参加しました。ブースでは、個々の技術やサービスを知る事ができましたが、講演では「AIがこれからの社会やビジネスをどう変えていくのか」という、より大きな視点から話を聞く事ができました。私、Mが参加した特別講演のテーマは「LINEヤフーが描く、顧客体験の未来」でした。
ここからはMが実際に聴いた内容と感じたことをお伝えします。
LINEヤフーは使ったことのあるサービスだったので興味がありました。想像以上に幅広い取り組みが紹介されており、その中でも印象的だったのはLINEヤフーを通じたさまざまな決済方法の統一化や、AIを活用した顧客体験の向上に向けた取り組みです。
これからもっと、「顧客が満足するサービスを提供するにはどうしたらいいのか」という課題を掲げ、その解決のカギとしてAIの活用をどう組み込むかを真剣に考えている姿勢が印象的でした。単に便利さを追求するのではなく、顧客一人ひとりの行動や感情を理解し、最適な体験を提供するためにAIを使うという視点に共感しました。こうした考え方が、これからのビジネスのあり方を変えていくのだとより実感しました。
普段なんとなく使っているサービスの”裏側”の話を聞けて刺激になりました。同時に、自分も「誰かの便利や安心につながる仕組み」をいつか考えられるようになりたいなと思いました。初めてのDX総合EXPOは想像以上のスケールで、AIコンピューター技術が今後さらに私たちの生活に身近な存在になっていくことをより実感しました。
3-2. 特別講演(F)

私、Fは2つの講演に参加し、AI技術の最前線と、それがもたらす未来の社会変化について深く学ぶことができました。
最初の講演テーマは「生成AIの進化と日本産業の未来」。
AIの現在の情勢
現在のAI業界の急速な発展について語られていました。特に2022年のChatGPT登場以降、生成AIが爆発的に普及し、ビジネスシーンでの活用が一気に加速したこと。それによって、日本企業においても「AIをどう使うか」から「AIをどう経営戦略に組み込むか」へと議論のレベルが変化していると感じました。
AIエージェントの可能性
続いて、力を入れて説明されていたのが「AIエージェント」の概念です。これは、単に質問に答えるだけでなく、ユーザーの目的を理解し、自律的に複数のタスクを実行できるAIのことを指します。
従来のAIが「ツール」だとすれば、AIエージェントは「秘書」や「アシスタント」のような存在になるのかもしれません。
AGI(汎用人工知能)への道
講演の後半では、AGI(Artificial General Intelligence:汎用人工知能)についての展望が語られました。AGIとは、人間と同等かそれ以上の知的能力を持ち、あらゆるタスクを柔軟にこなせるAIのことです。向こう数年以内に実現する可能性が高いと示唆されています。
講演を聞きながら、私は「AIエージェントが当たり前になる時代に、私たちはどのようなスキルを磨くべきか」「AGIが実現した社会で、人間にしかできない価値とは何か」と、自分自身のキャリアについて深く考えるきっかけとなりました。
続いての講演では独自の視点から、AI時代のビジネスチャンスについて熱く語られました。
講演で最も印象に残ったのは
「AIの台頭によって、余暇ビジネスが大きく盛り上がる」
という指摘です。
AIにより業務効率化が進めば、その分時間の余裕もできる。
―――なるほど道理でありますね。
【2つの講演から得た気づき】
両講演に共通して感じ取ったことは、「AIは脅威ではなく、可能性である」ということです。変化を恐れず、むしろ積極的に活用し、新しい価値を創造していく姿勢の重要性を、改めて実感しました。
4. 最先端に触れることで得た学び
今回のDX総合EXPO参加を通じて、私たちはAI事業導入に関する多くの知見を得ることができました。
【主な学び】
- AI技術は既に実用段階:教科書やニュースで見るだけだったAI技術が、実際に様々な業界で実用化され、具体的な成果を上げている。
- 導入のハードルは下がっている:クラウドサービスやパッケージ化されたソリューションにより、中小企業でもAIを導入しやすい環境が整っている。
- 重要なのは「何のために使うか」:技術そのものよりも、どのような課題を解決したいのか、どのような価値を生み出したいのかという目的意識が重要である。
- 継続的な学習の必要性:AI技術は日々進化しており、常に最新情報をキャッチアップし続ける姿勢が求められている。
新人の私たちにとって、DX総合EXPOは単なる展示会ではなく、これからのビジネスキャリアを考える上で貴重な学びの場となりました。会場で出会った多くの企業の方々の熱意と、最先端技術の可能性に触れ、「自分たちも何か新しい価値を生み出したい」という想いが強くなりました。
今回学んだことを活かし、より良い企業および社会貢献ができるよう、これからも学び続けていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
【公式】DX総合EXPO