KURAFT半年の歩みとこれから|秋のKURAFT GATHERING開催
先日、弊社が運営するオンラインマガジン「KURAFT(クラフト)」が、リリースから半年を迎えました。
これまでの歩みを振り返り、今後の展望を皆さまと共有する懇親会として、「秋のKURAFT GATHERING」を DigitalKitchen にて開催いたしました。
当日は、メディア関係者、ライター、地方自治体のご担当者さま、食や地域に関わる皆さまなど、30名以上の方々にご参加いただきました。終始あたたかな雰囲気の中で、KURAFTの半年を一緒に振り返りながら、新しいつながりや対話が生まれる時間となりました。
■KURAFTとは
KURAFT(クラフト)は、日本各地に眠る文化や職人技、地域に紡がれてきたストーリーを国内外へ発信するオンラインメディアです。
「蔵=KURA」と「CRAFT(匠の技)」を組み合わせた名称で、工芸・食文化・旅・芸術などを幅広く取り上げながら、地域資源の活用や地方創生にも取り組んでいます。
■会場のしつらえとフード
会場の中央には、人気記事「山形県の芋煮戦争」でご紹介した芋煮を再現。
醤油仕立ての「内陸風」と、味噌仕立ての「庄内風」、2つの味わいを大きな鍋でたっぷりとお楽しみいただきました。
キッチンカウンターには、新潟県産のお米で握った約25種類のおにぎりがずらり。
思わずどれにしようか迷ってしまうほど、彩り豊かなラインナップです。
さらに、当社とゆかりの深い愛媛県からは、温州みかんやPOMジュース、「飲むぷれみあむゼリー」、そして10種類のみかんジュースを飲み比べできるセットもご用意しました。
そのほか、先日編集部が取材ツアーで訪れた宮城・仙台の秋保ワイナリーのオレンジワインや、今後取材を予定している北海道・十勝「十勝まきばの家ワイナリー」の清見ワインも登場。
取材済み・取材予定の土地の味がテーブルに並ぶことで、KURAFTの世界観を「食」を通してそのまま体験いただける一夜となりました。

記事はこちらから▽
山形の芋煮会と芋煮戦争〜秋を沸かす地域活性・地方創生の舞台裏〜
https://kuraft.jp/columns/imoni-yamagata/
柑橘王国愛媛が生んだ「まじめなジュース」ポンジュースの秘密に迫る
https://kuraft.jp/columns/ponjuice-ehime/
炊きたての記憶~先人の知恵と技術から学ぶ、米を文化として守るということ~
https://kuraft.jp/columns/rice-culture/
杜の都 仙台・秋保で美酒と美食を巡るガストロノミーツーリズム(前編)
https://kuraft.jp/review/gastronomy-tourism-1/
■当日の流れ:オープニング~乾杯
受付開始とともに、皆さまには名刺交換を交えながら、みかんジュースやワインを片手にまずは自由にお過ごしいただきました。和やかな歓談が生まれ、会はリラックスした雰囲気でスタートしました。
開会のご挨拶では、広報マネージャーである村上さんから、本イベントの趣旨やこれまでの歩みをご紹介。
続いて、編集長・島さんの
「日本のたからものを、未来へ! KURAFTの半年に、乾杯!」
の掛け声でグラスを掲げ、いよいよ本編がスタートしました。
■第一部:この半年の軌跡
乾杯のあとは、編集長がKURAFTの「これまでの活動の振り返り」をテーマにプレゼンテーションを行いました。
- メディア立ち上げの背景と目的
- 月間PV数や平均滞在時間、新規ユーザー数などの推移
- どのような記事が生まれてきたのか
- コンテンツ制作体制やKPIから見えてきた課題
といったポイントを、具体的な数字や事例を交えながらご紹介。
月間PV数の伸びや、平均滞在時間が業界平均を上回っていること、一方でコンバージョン率やリピート率など、今後さらに磨いていくべき指標についても率直に共有しました。

■懇親タイム①:食と会話を楽しむひととき
第一部が終わり、ここで芋煮が登場。
醤油味の「内陸風」と味噌味の「庄内風」が大鍋で提供されると、会場には思わず「どちらから食べよう?」と迷う声も。温かな湯気とともに、故郷を思い出したという参加者の方もいらっしゃり、自然と会話が弾むひとときとなりました。
また、25種類のおにぎりも人気で、カウンターの前では
「せっかくだから珍しい具材を試したい」「次はこれを食べてみよう」
といった声が上がり、選ぶ楽しさが印象的でした。
■第二部:KURAFTが目指すこれから
会場が落ち着いたところで、ふたたびプレゼンテーションへ。第二部では、「KURAFTが目指すこれから」にフォーカスし、今後の展望をお話ししました。
主なテーマは以下の通りです。
- より良いコンテンツづくりのための制作体制の強化
- 自治体や地方銀行、企業と連携した「地方還元型ビジネスモデル」
- 和歌山大学・九州大学などとの大学連携プロジェクトの構想
- 東京・日本橋エリアでの「KURAFTショップ(体験型拠点)」構想
- 2026年リリースに向けて準備を進めている海外版KURAFT
「東京日本橋でのリアル店舗、大学連携、海外版リリース。半年前には想像もしていなかった景色が、もう目の前にある」と編集長が語ったように、KURAFTはメディアの枠を超え、地域・教育機関・企業とともに新しいプラットフォームを形づくろうとしています。
■懇親タイム②:つながりを深める時間
第二部のあとも、参加者同士・スタッフとの交流は尽きることなく続きました。
「日本橋の店舗がオープンしたらぜひ行ってみたい」「大学連携の取り組み、詳しく聞かせてほしい」などの声があちこちで交わされ、KURAFTの次のフェーズに向けた新たなご縁やアイデアがいくつも生まれた時間となりました。

■おわりに
クロージングでは、編集長より改めて皆さまへの感謝と、これからに向けたメッセージが伝えられました。
「この半年間、正直に言えば大変なこともたくさんありました。
それでも走り続けてこられたのは、私たちの思いが確かに届いていると感じられるからです。
PVや滞在時間といった数字の向こう側には、一人ひとりの読者がいて、地方で頑張る人たちがいて、そして今日ここにいる皆さんがいる。
KURAFTは、これからも歩みを止めず、日本各地の『たからもの』を未来へつないでいきたいと考えています。」
今回の「秋のKURAFT GATHERING」は、KURAFTがどのような方向へ進んでいくのかを皆さまと共有するとともに、編集部にとっても多くの学びと気づきをいただける貴重な機会となりました。
これからも、日本各地の魅力やそこに生きる人々のストーリーを丁寧に取材し、皆さまにお届けしてまいります。
今後のKURAFTの活動にも、ぜひご期待ください。