【KURAFTカフェ無事終了】ありがとうございました!

6月初旬から約1ヶ月間、KURAFTとしては初となるPOPUPカフェを、下北沢で開催しました。
会場は下北沢駅南西口を出てすぐ、広場を挟んだ向かい側にある「NANSEI PLUS」の1階。
目の前には広場が広がる開放的なロケーションで、テラス席からの眺めも心地よく、昼と夕方で表情の異なる雰囲気を楽しめる空間となりました。
KURAFTは、地域の食や作り手の魅力を取材・発信する当社のオンラインマガジンです。
今回はその世界観を実際に“味わって”いただけるリアルな場をつくりたいという想いから、このPOPUPカフェが実現しました。
■初日からスペシャルなスタート

オープニングを飾ってくださったのは、フードスタイリストのマロンさん。
初日から3日間にわたりキッチンに立ち、レシピ考案から盛り付け、提供までを一貫して手がけてくださいました。
メインメニューは、「にぎやかカレープレート」。
熊本県産の乾燥野菜をたっぷり使ったキーマカレーと、マロンさん特製のチキンカレーを一皿に盛り込んだ贅沢な一品です。
副菜にはアチャールやキャロットラペ、シシトウの素焼き、乾燥野菜入りのグリルソーセージなどが添えられ、彩りも鮮やか。思わず写真を撮りたくなるような仕上がりでした。
この乾燥野菜は、形やサイズなどの理由で市場に出回らない野菜を活用したもの。栄養価が高く、フードロス削減にもつながる素材であり、マロンさんの料理を通してKURAFTが大切にしてきた「地域資源の活用」というテーマもしっかり伝えられたのではないでしょうか。
■人気を集めた抹茶スイーツ

もうひとつの注目メニューは、日本茶カフェ「茶々工房」さんによる「生搾り抹茶モンブラン」。
注文ごとに目の前で仕上げるスタイルで、テラス席でのひとときを特別なものにしてくれるスイーツでした。
使用されたのは、静岡県菊川市のHattori Tea Farmが手がけるオーガニック抹茶。
農薬や化学肥料を使わず、自然の力を活かした栽培が行われており、茶畑の上にはソーラーパネルが設置されています。製茶工程にクリーンエネルギーを活用する「茶畑ソーラー」の取り組みも実践され、環境に配慮した持続可能な農業のモデルとして、国内外から注目を集めています。
(KURAFTでの取材記事もぜひご覧ください:https://kuraft.jp/columns/hattori-teafarm/)
■多彩なゲストと1日限定イベント

カフェの後半には、通常営業に加えてゲストによる1日限定イベントも多数開催されました。
KURAFTの理念に共感してくださった地域の皆さんが、それぞれの食や文化を持ち寄り、来場者に届けてくださいました。
浜松からは、本格インド料理教室「ammikkal(アミッカル)」さんが参加。スパイスや食文化を楽しく学べる料理教室を開催し、オリジナルカレーは通常メニューとしても登場。多くのファンが何度も足を運んでくださいました。
熊本からは、地元食材を活かした“ヘルシーファストフード”を提供するキッチンカー「Lapopote」が出店。熊本県産の乾燥野菜「HOSHIKO」を使ったキーマカレーや、旬の野菜やフルーツをたっぷり使ったスムージーなど、身体にやさしく、それぞれの素材の個性を活かしたメニューが好評を集めました。
また、「旅する発酵倶楽部」さんによる“松”をテーマにしたカフェとワークショップも開催。
松を使ったランチセットや、木の香りに包まれるクラフト体験など、五感で楽しめるプログラムが展開されました。
山梨県都留市からは、現地の皆さんが「つるのもりカフェ」として出店。
発酵定食や桃のパフェ、天然酵母パン、自家焙煎コーヒー、地元野菜や手づくりクラフトなど、都留市の魅力が詰まったラインナップが来場者の関心を集めました。
さらに、女優の大倉照結さんによる「五感で味わうカレーランチイベント」も開催。
スパイスから手づくりしたパクチーキーマカレーや牛すじカレーが提供され、多くの方を魅了しました。
このように、日々さまざまな催しが繰り広げられ、多くの方にご参加いただきました。
■人がいて、食があって、つながる時間
日によって変わる空気感、入れ替わる料理と人。
それでもすべての日に共通していたのは、地域の魅力を伝えたいという想いと、あたたかい雰囲気でした。
食材の背景を知ることで、お皿の向こうに“人”の存在を感じる——。
そんな体験が、このカフェには確かにあったように思います。
猛暑の日も雨の日も、多くの方が足を運んでくださり、「また来たい」「こんな場所がずっとあったらいいのに」といった言葉に、スタッフ一同大きな励ましをいただきました。
■ご来場ありがとうございました
今回のPOPUPカフェを通じて、KURAFTとしても、これまで記事で発信してきた地域の魅力や人の想いを「実際に味わえる場」として届けることの大切さを実感しました。
ご来場くださった皆さま、そして関わってくださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。
またいつか、KURAFTらしい空間をどこかで開くことができたなら――
そのときはぜひ、ふらりと遊びにいらしてください。
そして、日々の発信はこれからもオンラインマガジン「KURAFT」で続けてまいります。
ぜひ引き続き、ご覧いただければ嬉しいです。
■KURAFT https://kuraft.jp/
■茶々工房 https://chachakoubou.com/
■ammikkal https://ammikkal.com/
■Lapopote https://lapopote.jp/
■HOSHIKO https://hoshiko.co.jp/
■旅する発酵倶楽部 https://yamadamasae.com/