Jul 4, 2025

【KURAFTカフェ無事終了】ありがとうございました!

■KURAFT初のPOPUPカフェ、下北沢にて開催

6月初旬から約1ヶ月間、KURAFTとして初の試みとなるPOPUPカフェを下北沢にて開催いたしました。
会場は、下北沢駅南西口を出てすぐ、広場を挟んだ向かい側に位置する「NANSEI PLUS」1階。
目の前に広がる広場が開放感を演出し、テラス席からの眺めも心地よく、昼と夕方で異なる表情が楽しめる空間となりました。

KURAFTは、地域の食や作り手の魅力を掘り下げ、丁寧に発信しているオンラインマガジンです。
今回のPOPUPカフェは、その世界観を“味わう”という形で体験していただける場として、私たちの想いを込めて実現したものです。
(KURAFTのWEBサイトはこちらから


■初日から特別なスタートを

オープニングを飾ってくださったのは、フードスタイリストのマロンさん。
初日から3日間にわたりキッチンに立ち、レシピ考案から盛り付け、提供までを一貫して手がけてくださいました。

メインメニューは「にぎやかカレープレート」。
熊本県産の乾燥野菜をたっぷり使ったキーマカレーと、マロンさん特製のチキンカレーを一皿に盛り込んだ、贅沢な一品です。
キーマカレーはトマトの酸味がほどよく効いた爽やかな味わい、チキンカレーはコクと旨みが溶け出し、まろやかな口当たりに。どちらもご飯との相性が良く、ついついスプーンが進みます。

副菜には、キャロットラペ、シシトウの素焼き、乾燥野菜入りのグリルソーセージ、胡瓜と人参のアチャールを添えて。コロコロとした野菜の食感と爽やかな酸味が口の中をリフレッシュしてくれます。
彩りも豊かで、思わず写真を撮りたくなるような一皿に仕上がりました。

使用した乾燥野菜は、形やサイズなどの理由で流通に乗らない野菜を活用したもの。栄養価が高く、フードロス削減にもつながる素材であり、マロンさんのお料理を通じて、KURAFTが大切にしてきた「地域資源の活用」というテーマも、しっかりと感じていただけたのではないでしょうか。


■抹茶スイーツのライブ感も話題に

もうひとつの注目メニューが、日本茶カフェ「茶々工房」さんによる「生搾り抹茶モンブラン」。
ご注文のたびに目の前で仕上げるスタイルで、テラス席でのひとときをより特別なものにしてくれるスイーツです。
ライブ感のある提供方法は、国内のお客様はもちろん、海外からの観光客の方々にも大変好評で、SNSへの投稿や動画撮影も多く、反響の大きさを実感しました。

使用しているのは、静岡県菊川市の「Hattori Tea Farm」さんが手がけるオーガニック抹茶。
農薬や化学肥料を使わず、自然の力を活かした栽培が行われており、茶畑の上にはソーラーパネルが設置されています。製茶工程にもクリーンエネルギーを活用する「茶畑ソーラー」の取り組みは、環境に配慮した持続可能な農業のモデルとして注目を集めています。
(KURAFTでの取材記事もぜひご覧ください:https://kuraft.jp/columns/hattori-teafarm/


■1日限定イベントと地域とのつながり

カフェの後半には、通常営業に加えて、さまざまなゲストによる1日限定イベントを多数開催いたしました。
KURAFTの理念に共感してくださった地域の皆さまが、それぞれの食や文化を持ち寄り、来場者の皆さまに届けてくださいました。

静岡県浜松市からは、本格インド料理教室「ammikkal(アミッカル)」さんが参加。
スパイスや食文化を楽しく学べるワークショップを実施し、オリジナルカレーは通常メニューとしても登場。多くのファンの方が何度も足を運んでくださいました。

熊本県からは、地元食材を活かした“ヘルシーファストフード”を提供するキッチンカー「Lapopote」が期間限定でカフェを出店。乾燥野菜「HOSHIKO」を使用したキーマカレーや、旬の野菜やフルーツをふんだんに使ったスムージーなど、身体にやさしく素材の持ち味を活かしたメニューが人気を集めました。

そのほか、「旅する発酵倶楽部」さんによる“松”をテーマにしたカフェとワークショップも開催されました。松を用いたランチセットや、木の香りに包まれるクラフト体験など、五感で楽しむプログラムをご用意しました。

また、山梨県都留市からは、地域の皆さんが「つるのもりカフェ」として出店。
発酵定食や桃のパフェ、天然酵母のパン、自家焙煎コーヒー、地元野菜や手づくりのクラフト品まで、都留市の魅力がぎゅっと詰まったラインナップが来場者の心を惹きつけました。

さらに、女優・大倉照結さんによる「五感で味わうカレーランチイベント」も開催。
スパイスから手作りしたパクチーキーマカレーや牛すじカレーが提供され、多くの方を魅了しました。


■食と人がつながる、あたたかな時間

日ごとに変わる空気感、入れ替わる料理と人々。
それでも共通していたのは、地域の魅力を届けたいという想いと、あたたかく心地よい雰囲気でした。

食材の背景を知ることで、料理の向こうに“人”の存在を感じる——
そんな体験が、このカフェには確かにあったように思います。

猛暑の日も、雨の日も、多くの方が足を運んでくださり、「また来たい」「こんな場所がずっとあったらいいのに」といった嬉しいお言葉が、スタッフ一同にとって大きな励みとなりました。


■ご来場ありがとうございました

今回のPOPUPカフェを通じて、KURAFTとしてもこれまで記事でご紹介してきた地域の魅力や作り手の想いを、「実際に味わえる場」としてお届けすることの大切さを、あらためて実感いたしました。

ご来場いただいた皆さま、またご協力くださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

またいつか、KURAFTらしい空間をどこかで開くことができたなら——
その際は、ぜひふらりと遊びにいらしてください。

そして、KURAFTのオンラインマガジンでは、これからも日々、地域の食や作り手の魅力を発信してまいります。
引き続きご覧いただけますと幸いです。



■KURAFT https://kuraft.jp/

■茶々工房 https://chachakoubou.com/

■ammikkal https://ammikkal.com/

■Lapopote https://lapopote.jp/

■HOSHIKO https://hoshiko.co.jp/

■旅する発酵倶楽部 https://yamadamasae.com/

■つるのもり https://www.instagram.com/tsuru_no_mori/

■大倉照結さん https://teyui.myportfolio.com/work