Jul 27, 2026

ワイン初心者社員が「IWSS イタリアワイン・ソムリエ・セミナー」に参加してみた!イタリアワインの見方が変わる1日

2026年7月23日、新宿で開催された「第17回 IWSS イタリアワイン・ソムリエ・セミナー」にご招待いただきました。午前はイタリアワインの歴史や産地を学び、午後は9種類のワインをテイスティングできる充実した内容です。

今回参加したのは、ビール派の社員A.Oと、ワインはラベルや直感で選ぶことが多い社員M.Oの2人。会場には、ソムリエを目指す方や飲食業界・ワイン業界の関係者がずらり。ワインに詳しそうな参加者ばかりで、少し緊張しながら席につきました。

「ワインは好きだけど、正直よく分からない。」
「普段はビール派、ワインはあまり飲まない。」

そんな”ワイン初心者コンビ”が、一日を通して感じたことや印象に残った学びを、等身大の目線でレポートします!ワイン初心者ならではの感想として、温かい目で読んでいただけたら幸いです。

午前|イタリアワインは「土地」を知ると面白い

午前は、ワインジャーナリスト・宮嶋勲氏による「イタリアワイン概論」からスタート。イタリアワインの歴史や文化、20州それぞれの特徴について学ぶ、まるで大学の講義のような時間でした。

まず印象に残ったのは、「ワインは土地を知るともっと面白くなる」ということ。
イタリアは南北に細長く、海と山が近い地形が特徴です。海風と山から流れる冷たい空気がブドウを育て、州ごとに異なる気候や歴史が、それぞれのワインの個性につながっているそうです。講義では20州すべてが紹介されましたが、自然環境だけでなく、それぞれの州民性まで交えて紹介され、とても興味深い内容でした。

さらに驚いたのは、イタリアではワインは単なるお酒ではなく、日本でいう「お茶」のように食事に欠かせない存在だということ。昔は子どもも水で薄めたワインを飲んでいたそうで、「そんな時代があったの!?」と耳を疑うほど意外な話でした。それだけワインがイタリア人の暮らしに深く根付き、日常の一部として親しまれてきたことが、とても印象に残りました。

一方で、ワインも時代とともに変化しています。近年は健康志向や食生活の変化から、赤ワインよりも白ワインやロゼ、スパークリングワインの人気が上昇。暑い時期でも屋外で食事を楽しむイタリアの文化もあり、重厚なワインよりも軽やかなスタイルが選ばれるようになっているそうです。

社員M.Oの感想

実は以前イタリアでワインを飲んだこともあったのですが、そのときは産地や州を意識せずに選んでいました。
今回の講義で、州ごとに歴史や気候、文化が違い、それがワインの個性につながっていることを知って、旅行中に撮った写真を見返しながらワインのラベルを調べてみたんです。『何も知らずに飲んでいたなんてもったいなかったな』と感じました。

そして何より、すごくイタリアに行きたくなりました!思わず航空券の値段まで調べてしまったほどです(笑)。次にイタリアを訪れる機会があれば、その土地の景色や料理を楽しみながら、「この州で造られたワインなんだ」と思いを巡らせて味わってみたいと思います。イタリアに行ける日を夢見ながら、それまでは日本でも産地に注目してワインを選ぶ楽しみができました♪

午後|9種類のイタリアワインをテイスティング

午後は、第8回JETCUPチャンピオン・永瀬喜洋氏による「9種のイタリアワインテイスティング」。
イタリア各地を代表するワインを実際に味わいながら、それぞれのワイナリーの哲学や土地ならではの自然環境、料理とのペアリングについて学びました。

初めてのテイスティングの場。ただ味見するだけではありません。始まる前にテイスティングで意識するポイントを教えていただきました。

  • 外観(色や透明感)
  • 香り
  • 構成(ボディ・アルコール度数・酸味・果実味・テクスチャー)
  • 価値判断(バランス・持続性・複雑性など)
  • 醸造方法
  • サービス方法

この6つの項目を意識しながら、1種類につき約3分間テイスティングし、その後約7分かけて解説が行われます。

私たちは、まず外観や香りを確認するだけで精いっぱい。「香りなら分かるかも!」と思っていましたが、実は香りにも第一アロマ・第二アロマ・第三アロマという分類があるそうで、グラスの中から奥にある香りを探すような感覚でした。

正直なところ、最初は「味が違うな」くらいしか分かりません。

ところが、永瀬氏の解説が始まると、「ジャスミンのような香り」「トマトリーフのニュアンス」「海を感じるミネラル感」「舌に少し引っかかるような質感」など、次々と具体的な表現が飛び出します。さらに、「粉っぽい」「ほこりっぽい」といった、普段ワインでは聞き慣れない表現も登場し、「そんな言い方をするんだ!」と驚きました。

社員A.Oの感想

イタリア産の9種類のワインを飲み比べましたが、すべてが同じ国のワインとは思えないほど、それぞれ香りや色、味わいが異なり驚きました。講義でイタリアの地形や文化、各産地の特徴を学んだ後にテイスティングを行ったことで、その土地の風景や気候を思い浮かべながら味わえたのも印象的でした。また、香りや外観からブドウ品種や醸造方法を推測する考え方や、辛口・甘口の違いなども知ることができ、ワインの奥深さを実感しました。テイスティングでは自分が感じた香りや味わいをソムリエの方と答え合わせする時間も楽しく、より理解が深まりました。

個人的には、青々しさと海を思わせるミネラル感のある若々しい辛口の白ワイン「1(ラ・スコルカ ガヴィ・デイ・ガヴィⓇ ブラックレーベル 2024)」と、すみれやサンダルウッドの香りが広がり、樽熟成によるバランスの良さが印象的だった赤ワイン「8(ボルゴーニョ バローロ 2021)」が特に好みでした!

初心者でも楽しめたイタリアワインの世界

会場にいた参加者の中では、おそらく私たちが一番ワイン初心者だったと思います。それでも、一日を通して学ぶうちに「もっと知りたい」「また飲んでみたい」という気持ちがどんどん大きくなりました。

ワインは難しいものではなく、土地や歴史を知ることで、もっと楽しくなる飲み物。次にワインを手に取るときは、きっとラベルに書かれた産地や州にも目がいくはずです。

初心者だからこそ参加してよかったと思える、とても貴重な一日でした。